皆さんは、コンピュータ名を変更したりしますでしょうか?
特に気にせずデフォルトのままになっている、
適当な名前に変更している使っている、
など様々だと思います。
でも、途中で変更する事ってあんまり無いことだとは思います。
しかし、サーバ移行などで仮のコンピュータ名で設定して、移行後に正式なコンピュータ名に変更するなど、変更せざるを得ない時もあるのではないでしょうか。
自分も上記のような経験があり、コンピュータ名を途中で変更したことがあります。
コンピュータ名を変更した後に、どんな影響があるんだろう?と気になったので、その時に対応したことをメモしておこうと思います。
コンピュータ名を変更した後にやって事
事前に、以下の通りコンピュータ名を変更しているとします。
変更前: DESKTOP-OLDNAME
変更後: DESKTOP-NEWNAME
※下記で出てくる画像は、Windows 10で実施したときのものになりますが、Windows Server 2016でも同じ作業をやって確認しております。
SQL Server に設定されているコンピュータ名を変更
実は、SQL Serverにもコンピュータ名が設定されていて、SQL Serverをインストールしたときのコンピュータ名が設定されています。
そのため、SQL Serverをインストールした後に、コンピュータ名を変更した場合は、SQL Serverに設定されているコンピュータ名も変更する必要があります。
それでは、今の設定情報を確認してみましょう。下記のように入力してみてください。
> select @@SERVERNAME AS 'Server Name'; > go
上記の通り、変更前のコンピュータ名が表示されたことがわかります。
では、下記のコマンドより変更しましょう。
> sp_dropserver <old_name>; > go > sp_addserver <new_name>, local; > go
上記コマンド実行後に、SQL Serverの再起動が必要となります。
コンピュータの管理→サービス から "SQL Server (インスタンス名)" を選択して、サービスの再起動を実行してもよいですし、もちろんコンピュータ自体の再起動をしても問題ありません。
再起動後に、再度、SQL Serverに設定しているコンピュータ名を確認すると、反映されていることが確認できます。
その他のアプリケーションに問題が無いかログを確認
もう一つ実施した作業は、ログを確認して、その他のアプリケーションなどでエラーが発生していないかの確認を行いました。
コンピュータの管理→システムツール→イベントビューアー→Windowsログ からアプリケーションなどでエラーがが出ていないかを確認することができます。
Windowsログ の "Application" を選択して、エラーが出ているアプリがあれば、エラー内容から対処をしていきましょう。
上記より、コンピュータ名を変更すると、他のアプリに影響を及ぼす可能性があるので、できるだけコンピュータ名はOSインストール直後に変更し、以降変更しないことが賢明ですね。
致し方ない場合もありますが。。。
では