HDDにWindows 10 がインストール済み&ライセンス認証済みの時、SSDに交換した後、Windows 10 をプリインストールできるの?インストールできてもライセンス認証できるの???と不安に感じました。
交換前に、Windows 10 で 回復ドライブ を作成しておけば、解決することができたので、その方法をまとめます。
回復ドライブの作成
まず、回復ドライブを作成します。
USBフラッシュドライブなど 16GB 以上の 外部ストレージ を準備する必要があります。また、自動的にフォーマットされてしまうため、必要なデータが入っている場合は、事前に避難しておく必要があります。
私は、SDカードをUSBに変換して使うことにしました。
左下にある「ここに入力して検索」のところに "回復ドライブ" と入れると、 "回復ドライブの作成" が見つかるので起動させます。
"回復ドライブの作成"ウィザードに従って回復ドライブの作成を行います。
回復ドライブの作成は少し時間がかかるので、まったり待ちましょう。
※はじめに回復ドライブの作成ができない現象が発生しましたが、SDカードにロックがかかっていたことが原因でした。もし、回復ドライブの作成ができない場合は、書き込む媒体が書き込み可能な状態になっているかなど確認してみるのも良いかもです。
回復ドライブの作成ができれば、もう HDD から SSD に交換してもOKです。
しかし、SSDに交換した後、Windows 10 をプリインストールすることになるので、引き継ぎたいデータなどあれば、事前に避難しておくなどをしておくことも必要です。
HDD から SSD に交換する
私は、CF-N10 の HDD(320GB) を SSD(240GB) に交換しました。
www.server-engineer.net
Windows 10 をプリインストール
SSDに交換した後、回復ドライブを接続して、回復ドライブからブートさせます。
回復ドライブからのブートが成功すれば、キーボードレイアウトの選択画面が出ます。
キーボードレイアウトを選択して、次に行きます
ドライブから回復する を選択します
PCを使うので、 ファイルの削除のみ行う を選択します
※SSDは空っぽなので、プリインストールされた状態になります
あとは、処理を待ちます と思ったのですが、私の場合は 下記の画面になってしまいました。。。
え・・・ "システム ドライブが小さすぎます。" ??
これが出た場合は、いったんシャットダウンして、回復ドライブを別PCにつなげて、回復ドライブの中にあるファイルを修正する必要があります。
[sources\$PBR_ResetConfig.xml] ←このファイルを編集します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <!-- ResetConfig.xml for OS Reconstruction-Based Reset on BIOS --> <Reset> <SystemDisk> <DiskpartScriptPath>$PBR_Diskpart.txt</DiskpartScriptPath> <MinSize>289983</MinSize> <WindowsREPartition>3</WindowsREPartition> <WindowsREPath>Recovery\WindowsRE</WindowsREPath> <OSPartition>2</OSPartition> <WIMBoot>0</WIMBoot> <SingleInstancePPKG>True</SingleInstancePPKG> </SystemDisk> </Reset>
このファイルの、MinSize の値を小さくします。
私は 10240 に変更すると、回復ドライブの実行をすることができました。
処理が終わるまで結構かかるので、ここもまったり待ちましょう
回復が完了すると、Windows 10 の初期設定ウィザードが始まります
wifiの設定などすれば、完了です
ライセンス認証がどうなっているかも確認してみましょう
ライセンス認証されていることも確認できると思います
これで、無事に SSDに交換して Windows 10 をプリインストールすることができました!
では